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不思議の国のバードを買ってきた~文化の終焉について

 

 我が家が誇る安物プリンターのキャノンはMG3230で、スキャニング練習を何度もしてましたが、中々上手く行かず、ようやく画像スキャン後の編集ができるようになりました。

 

 というか、当方の中の人はtyokorataの日記を書いてましたが、何故か公開範囲がプライベートモードから動かなくなったので、この度新たにブログを解説することにしました。

 

 目指せ、アフィリエイト生活の再開!

 

 最低な前置きはともかく、本文に入ります。

 

 

ふしぎの国のバード 1巻 (ビームコミックス)

ふしぎの国のバード 1巻 (ビームコミックス)

 

 

 当初は、明治時代を舞台にした『エマ』や『ドイツ嫁日記』路線だと思ってましたが、豈図らんや、全然違っていました。ましてや日本マンセー漫画だなんてとんでもない。

 

エマ  全10巻 完結セット  (Beam comix)

エマ 全10巻 完結セット (Beam comix)

 

 

 

奥さまGuten Tag! 1 (愛蔵版コミックス)

奥さまGuten Tag! 1 (愛蔵版コミックス)

 

 

 

 さて、露骨なアフィリエイト根性を見せつけたところで、本題に入ります。

 

 この物語は、イザベラ・バードと言われる女性冒険家が日本を訪れた時の感動と驚きを描き出しています。

 

 

 

 しかしイザベラ・バードというと、一部で大人気の女性です。ええ、嫌韓界隈では、イザベラ・バードの旅行記は

 

朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫)

朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期 (講談社学術文庫)

 

 

 がとても有名です。主に隣国をバカにするためのテキストとして。故に、私もこの漫画の話を聞いた時に「ずいぶんと流れが変わってきたな」と思ったものです。

 

 ですが、実際に漫画を買って読んだ時、この一シーンを見て考えを変えました。

 

 

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 私達が便利な文化(スマホや携帯電話、ファミコン)を手に入れた時、人間の行動様式が変わったことを思い出してください。

 

 携帯電話が流行った時、電車の中や運転中に我々は携帯電話を使って周囲の人に迷惑をかけました。

 

 その為、警察は運転中の携帯電話を取り締まる法律を作り、電車会社は「電車内の携帯電話のご使用はペースメーカーの着用者の危険につながるため~」という車内放送を掛けるに至りました。

 

 昔々に狂牛病というイメージが流行った時に、全頭検査というあり得ない検査を行っても、日本国内では狂牛病による死者はゼロ(別の病気でそれに近いことになった人はいた)だったことを考えると、色々と薄暗い笑いがこみ上げてきます。

 

 携帯電話を使用して心臓を抑える人というのは、これだけスマホだらけのご時世にはナンセンスになったといえるわけです。

 

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**画像はゴージャス宝田先生の「絶体絶命教室」より

 

 

 すると、私達の文化やライフスタイルというものが、パークス公使が危惧している刹那的な物であるということが、「不思議の国のバード」の中の一節からは伺えるわけです。

 

 


【BGM】 悪魔城伝説 (FC) - YouTube

 

 ファミコン文化にしても、それを少年時代に味わった人間だからこそ、それを有難がるわけで、最初からそれを知らないで育った人間にとっては、それが放つ曲を聞いて喜ぶ人種なんて、ただのローテクを有難がるHENTAIでしか無いわけです。

 

 クラシックにしても能楽にしても、流行した当時は大衆娯楽でしたが、生き残っているそれは、もはや名前通りのクラシックという、一部の好事家たちの娯楽でしか無いわけです。

 

 その意味で、「不思議の国のバード」の中のこの一節だけでも買いだと個人的に思います。

 

 なお、作中では人力車の車夫が登場しますが、彼らの走破能力は馬と殆ど変わらなかったそうです。もっともその分代償は大きくて、人力車の車夫の寿命は職についてから平均五年だったそうです(「不思議の国のバード」の中では。資料はネットでは見つからなかったので、また資料を探したいです)

 

 

ベルツが東京から日光まで旅をした時のこと。その110kmの行程の途中、馬を6回変えて14時間で到着した。別の機会に今度は人力車で行ったところ、たった一人の車夫で14時間半しかかからなかった。実に30分しか差がないことで車夫の走力に驚いたベルツは、二人の車夫を相手に実験をしてみることにした。一人には、普段と変わらない食事、つまり玄米のおにぎりと梅干し、味噌大根の千切りと沢庵といった食事を取らせ、もう一人にはおにぎりの代わりに肉を食べさせて、毎日40kmほど人力車を走らせたのだ。すると、普段の食事をしていた車夫は3週間経っても元気に走っていたけれど、肉を食べさせられた車夫は3日目には疲れすぎてダウンしてしまい、「走れないから元の食事に戻してほしい」と頼んだそうだ。元の食事に戻すと、また元気に走れるようになったという。

 

ashita-seikatsu.jp